~ たった朝30分に集中する短期戦略 ~
⚠️ まずは大事な前置き
これは私が実際に使っている戦略の紹介です。
面白そうに見えるかもしれませんが、「これで必ず勝てる!」なんて話ではありません。
相場は甘くないです。気を抜くと財布が吹っ飛びます。
なので、良い子は絶対に真似しないでください。ちょっとだけなら…自己責任で。 でも、そのままの閾値や数値を使ってもマイナスになるかと…
✅ ギャップウィック戦略とは?
「ギャップウィック戦略」は、朝の寄付き後のたった15分間に起きる“価格のゆがみ”に注目する短期戦略です。
この戦略の柱は3つ:
- ギャップ(前日終値と当日寄付きの差)
- ウィック(ヒゲ)(ローソク足の上下の伸び)
- 実体の長さ(始値〜終値の値幅)
これらを数値で定義し、順張り/逆張りの判断基準として利用します。
✅ なぜギャップウィック戦略なのか?
✔️ 1. ギャップ=“期待”、ウィック=“現実”
- ギャップは夜間に発生した外部要因の期待
- ウィックは「その期待が受け入れられたか否か」の値動きの反応
✔️ 2. 8:45〜9:15に勝負は決まる
- 先物は8:45から寄付きますが、現物株が始まる9:00までに「思惑」が収束することが多い
- 統計的にも9:15までに方向感が決まるため、短期トレード向き
✔️ 3. 機械学習いらず。再現性と即効性がある
- すべて定量ルールで判断
- 毎朝同じ手順でチェックできる再現性
✅ ウィックとは?
「ウィック(wick)」はローソク足の上下のヒゲ部分のこと。
- 上ヒゲ(上ウィック):上昇しても戻された=売り圧力
- 下ヒゲ(下ウィック):下落しても戻された=買い圧力
ウィックの長さは、マーケット参加者の“本音”を示す指標です。
✅ ギャップウィック戦略のルール
🔹 対象:ミニ日経225先物(またはラージでもOK)
対象は8:45に始まる先物市場。夜間終値とのギャップを計算。
🔹 ① トレードの前提条件(共通)
- 前日終値と当日始値のギャップ比率が±0.5%以上
- エントリー判断は8:45〜8:59までの3本の5分足を観察
- エントリーは9:00、クローズは9:15固定
- 損切りは8:45足の高値・安値をブレイクした場合
🔹 ② ロングルール
【順張りロング】
- ギャップアップ(+0.5%以上)
- 最初のローソク足:
- 実体比率:70%以上(長い陽線)
- 上ヒゲ比率:30%以下
- その後(8:50、8:55)で高値を更新していれば、9:00にロング
【逆張りロング】
- ギャップダウン(−0.5%以上)
- 最初のローソク足:
- 下ヒゲ比率:50%以上
- 実体が陽線(始値より終値が高い)
🔹 ③ ショートルール
【順張りショート】
- ギャップダウン(−0.5%以上)
- 最初のローソク足:
- 実体比率:70%以上(長い陰線)
- 下ヒゲ比率:30%以下
- その後(8:50、8:55)で安値を更新していれば、9:00にショート
【逆張りショート】
- ギャップアップ(+0.5%以上)
- 最初のローソク足:
- 上ヒゲ比率:50%以上
- 実体が陰線(始値より終値が低い)
✅ 実例
▶ 順張りロングの例
時間 | 値動き | 解説 |
---|---|---|
8:45 | 始値:33,300|高値:33,330|終値:33,325(実体比率90%) | 強い陽線。上ヒゲ短くロング候補。 |
8:50 | 高値:33,360|終値:33,350 | 高値更新 → ロング検討継続 |
8:55 | 高値:33,420|終値:33,400 | 継続強気 → 条件成立 |
✅ エントリー | 9:00 ロング:33,390 | |
⏱ イグジット | 9:15 利確:33,530(+140円) |
▶ 逆張りロングの例
時間 | 値動き | 解説 |
---|---|---|
8:45 | 始値:32,700|安値:32,620|終値:32,730(下ヒゲ比率61%) | 買い戻しが強く陽線 → 逆張り候補 |
8:50 | 高値:32,770|終値:32,750 | 反発継続中 |
8:55 | 高値:32,800|終値:32,790 | 明確に戻り中 → ロング成立 |
✅ エントリー | 9:00 ロング:32,780 | |
⏱ イグジット | 9:15 利確:32,920(+140円) |
▶ 順張りショートの例
時間 | 値動き | 解説 |
---|---|---|
8:45 | 始値:32,750|終値:32,710(実体比率83%) | 強い陰線で売り優勢 |
8:50 | 安値:32,630|終値:32,650 | 安値更新中 → 検討継続 |
8:55 | 安値:32,570|終値:32,580 | トレンド明確 → ショート成立 |
✅ エントリー | 9:00 ショート:32,590 | |
⏱ イグジット | 9:15 利確:32,450(+140円) |
▶ 逆張りショートの例
時間 | 値動き | 解説 |
---|---|---|
8:45 | 始値:33,280|高値:33,360|終値:33,270(上ヒゲ比率66%、陰線) | 戻り売りが入った形 → ショート候補 |
8:50 | 安値:33,240|終値:33,250 | 弱含み継続中 |
8:55 | 安値:33,170|終値:33,200 | 下落傾向強まる → 成立条件クリア |
✅ エントリー | 9:00 ショート:33,190 | |
⏱ イグジット | 9:15 利確:33,040(+150円) |
✅ まとめ
- ギャップ+ウィック(ヒゲ)+実体を定量評価するだけで、朝の相場の本音が読める
- 機械学習もインジケーターも不要。ローソク足だけで戦える
- 再現性が高く、数値ルールに従うことで裁量ブレも減る
- 朝だけ15分に集中できる人には非常に強力な武器になる
🗒️ 最後に…
今回は、私が使っている「ギャップウィック戦略」をご紹介しました。
他にもいろんなトレード戦略を日々検証していますが、
今後も気が向いたら、私の戦略をブログで紹介していきます。
そのときはぜひまた遊びに来てくださいね。
せしょうのX(旧Twitter):せしょう@225オプション投資家(@sesyo5)さん / X